FD・SD研修

基本情報

ファカルティ・ディベロップメント(FD)については、大学設置基準第25条の3が、大学の授業の内容・方法の改善を図るための組織的な研修と研究を実施することについて規定しています。この規定は、1999年に努力義務として新設され、2007年に努力義務から義務付けに改めらました。尚、大学院設置基準、短期大学設置基準、専門職大学院設置基準及び高等専門学校設置基準においても同様に、授業の内容・方法の改善を図るための組織的な研修と研究を実施することについて明記しています。

一方、スタッフ・ディベロップメント(SD)とは、大学職員の能力を高めていくための様々な取組を指します。2016度までこのSD の活動については法令上、努力目標となっていました。しかしながら、社会構造や教育を取り巻く環境の急激な変化に伴って、大学等の運営の在り方の一層の高度化や、運営を担う大学職員の資質能力の向上がより求められるようになり、2017 年4 月1 日に改正される大学設置基準において、SD の義務化が規定されることとなりました。その内容について、大学設置基準等の法令の一部も改正されました。

この改正での変更点として特徴的なのは、これまでSD の対象を事務職員や技術職員としていたのを教員や学長等の大学執行部を含めたこと、SDの取組として最も期待されているのは研修であることです。少子高齢化やグローバル化、AIやIoTなど技術革新の急激な進歩等に伴う様々な課題に対し、工学分野の技術者教育をはじめとして大学への産業界からの要望はますます大きくなっていますし、地域社会への知的資源の還元などの貢献活動や学生の活動等、大学が地域活性化へ果たすべき役割も拡がっています。

研修体系

1.分類 ● 対象(職種)別
● 職階別
● テーマ別
● 汎用・専門別
2.目的 ① 大学職員・教員の事務的能力・業務遂行能力の向上
● 個人(全部署、全員)
● 組織(学部・教務・総務・就職課・入試課・広報課等)

② 大学の安定的な経営と存続
● 質の向上、発展、社会からの期待=入学者の確保
● ステークホルダーへの強い意識=保護者(学納金・寄付金)、卒業生(寄付金)、地域、研究機関、企業等からの期待に応え向上し財務基盤を強化
3.計画(中期取り組み) ステークホルダーからの強い期待・信頼
● 個人の能力開発(全部署、全員)
● 組織の能力開発(部署ごとに到達目標を設定)
● 大学全体の能力開発(全学部・全組織で意志統一)

研修テーマ例

1.個人の能力開発 ● コミュニケーション
● コンプライアンス
● ハラスメント
2.組織の能力開発 ● チームビルディング
● 管理者能力
● 人事考課
● 不正防止
3.大学全体の能力開発 ● 社会貢献、地域貢献への取り組み力
● 市場調査
● 研究者育成、研究発表
● 危機管理
● IR、広報戦略、マスコミ・取材対応

研修効果とポイント

1.PDCAの徹底 ● 年間研修計画 → 実施 → 効果測定(事後研修)→ 改善
2.研修管理者の固定化、権限の明確化 ● 研修実施主幹部署の明文化 → 継続実施 → 効果測定とプロセスの見える化 → 計画達成
3.予算の確保、補助金の申請 ● 研修だけで予算を試算せず中長期で全体的な目標達成までにかかる費用を試算 → 費用対効果をはかる

お問い合わせはこちら

提供プログラム一覧へ戻る