「一緒に働くなら、男性がいい」...そのホンネと解決策

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仕事をするなら楽しい職場で...誰もが願うことでしょう。それには、信頼できる仲間とコミュニケーションを取り合って仕事ができることが前提です。その仕事仲間について、女性にはちょっと気になるデータがあります。男性の4割が「一緒に仕事をするなら女性よりも男性がいい」と思っているのです。

■ 女性を敬遠する理由 その1 「叱ると泣き出す」

アンケートを詳しく紹介すると、「男性と働く方がいい」と答えた男性は44%、「女性の方が働きやすい」という男性はわずか6%でした。男性の方が働きやすい理由として多かったのは「気を使わなくて済むから」でした。その理由の一つに、「叱ると泣かれるので、言葉に気を遣う」ことがあるようです。きつい言葉で叱責されると、涙が浮かぶ女性が多いのは事実です。男性より感性が繊細で、感情の起伏が激しいことが原因かもしれません。それを理解できない男性は泣かれて戸惑い、周囲からはパワハラと思われる、それを恐れているのです。

■ 女性を敬遠する理由 その2 「セクハラが怖い」

女性と働くのを男性が敬遠する理由には、さらに深刻な不安があります。セクハラです。男性同士なら何気なく使っている言葉で、女性からはセクハラと受け止められることが少なくありません。例えば「まだ結婚しないの?」「少し太ったね」など、男性同士なら問題にならない言葉が、女性にはNGです。コミュニケーションを取るのに有効な「ノミュニケーション」も、女性には誘うタイミングや言い方を誤ると、セクハラと受け止められかねません。こうした「性の違い」による使い分けの苦労が「女性には気を使う」につながるのです。

■ 女性を敬遠する理由 その3 「勤務が不安定」...見え隠れするのは?

結婚している女性には、敬遠されがちな理由がほかにもあります。産休や育休を取るだけでなく、「子どもが熱を出した」などで、急に休むことがあって勤務が不安定になりがちなことです。育休を男性に勧める企業も増えてきました。しかし、それはあくまで表向きで、日本はまだまだオトコ社会。「イクメン」に冷たい視線を浴びせる職場の現状があります。そのため育児は女性に押し付けられ、女性の勤務が不安定になる原因になっています。女性と働くのを敬遠する男性の心理には、育児などを女性に押し付ける男性のエゴが見え隠れします。

■ セクハラ、パワハラ、男性陣に「知るきっかけ」を

「男性の4割が女性と働くのを敬遠」と聞いてショックを受けた女性の皆さん、ご安心を。こうした男性たちの声の背景には、女性を理解していないことによる不安が背景にあるのです。セクハラ、パワハラなどの問題は、女性から男性に働き掛けることが大切です。セクハラなどを積極的に話題にして、男性にどこまでがOKでどこまでがNGかを「知って」もらう必要があります。不安を抱えている男性陣はきっと真剣に耳を傾けてくれるでしょう。ただ、勤務が不安定なことについての解決には、オトコ社会からの脱却が必要です。すぐに解決するのは難しいと思いますが、活躍する女性が増えることで徐々に変わっていくのではないでしょうか。

どんな職場も男性だけでは成り立ちません。「女性活躍推進法」が成立して、女性の活躍が期待されている今、女性を排除する職場はあり得ません。男性陣も、女性のいない職場で働くことの味気なさを知っています。「職場の華」ではなく、女性が男性の足りないところを補い、女性も男性に助けられて仕事のやりがいを感じています。そのハーモニーが働きやすく、楽しい職場を演出するのです。

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