保育士の不足に悩む保育園が行うバスツアー

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近年「子供を保育園に預けて働きたいけれど保育園が見つからない」といったママの声を聞くことが増えました。その原因ともいえるのが保育士不足です。東京都では保育士1人に対して求人募集が4.63件もの倍率にも上ります。子育て支援事業スターチャイルドの活動を覗いてみると、保育士不足の原因・解決法が見えてきます。

■ 早期退職を選択し、保育士への就職を避ける有資格者たち

厚生労働省の調査によると、保育士専門学校卒業者など有資格者の約半数が保育所に就職していません。さらに、有資格者が保育士として就業を希望しない理由を調べると「責任の重さ・事故への不安」が40%のトップ、次いで「休暇が取れない」が37%「就業時間が合わない」が26.5%という結果に。また、パートやアルバイトで保育士の勤務を希望する人の半数以上は、勤務年数5年以下を占めており、早期退職が多いことも明らかになっています。早期退職が多く、有資格者が就業を避けているという点は保育士不足の大きな要因と言えるでしょう。

■ スターチャイルドの「保育の現場を体感するバスツアー」

そこで、認可保育園を運営するヒューマンスターチャイルド株式会社が提供する「子育て支援事業スターチャイルド」では、この保育士不足を解決するため、保育士を目指す人に向けてバスツアーを開催しているのです。このバスツアーは、来年度保育園での勤務を考えている保育士志望者や保育士の資格保持者を対象に、リアルな現場を知るための手段として用意されたプラン。実際に保育に入り子どもたちと触れ合えるので、保育園の雰囲気を肌で感じられるのが一番の魅力となっています。

■ 保育士として働くイメージや喜びを事前につかむ

ただし、このバスツアーは保育園に行って雰囲気を知るだけでは終わりません。研修制度や福利厚生、キャリアアップなどを含めた経営理念もわかるようになっており「保育士として働くイメージ」持てるよう工夫が成されています。事前にイメージを持ってもらうことで、入った後にすぐに辞めてしまうといった双方の不利益を回避しているのです。実際に早期退職者減少に成功しているこの取り組みは、保育士不足解消の手助けだけでなく保育士として働く喜びを実感できるツアーと言えるでしょう。保育士として働くことの不安を解消して不満を減らすことが、就業率の高さや離職率の抑制に繋がります。

保育士不足は、保育士が辞めることで一人ひとりの負担が増え、問題がさらに深くなる悪循環も全国的に懸念されています。スターチャイルドのように、保育士として働くことの不安を解消して不満を減らすことが、就業率の高さや離職率の抑制に繋がります。こうした活動が一般的になっていき、働きたいママが安心してこどもを預けられる保育園が増えていくことに期待します。

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