新人・若手層の早期戦力化

問題背景と課題本質

人材不足により新人・若手層に求められるレベルが高まった

新人・若手層の早期戦力化が叫ばれる背景には、少子高齢化による社会全体における人材不足があります。労働者人口が少なくなりつつある中、企業はインターンシップをはじめとした採用戦略により早期から学生との関係を構築し、人材の確保に走っています。こうした採用活動における企業間の競争は、今後も激化することが予想されます。

そんななか、新人・若手層に求められる能力は、年々高まっています。たとえば、デジタルネイティブ世代であり、情報レベルの高い文化で育った若者たちは、職場で使用されているソフトウエアの操作スキルを身につけている、もしくはすぐに身につけられる能力があることが、採用の前提となっていることもあります。それに伴い、大学では職業教育が行われ、新人・若手層には入社した時点で新しい技術に対応できることが期待されているのです。

一方で、新人・若手層を受け入れる企業には、新人・若手層にスキルを教えるとともに、メンタル面を含めたフォロー体制が十分に整えられていません。本来であれば、新人・若手層が成長して戦力となるためには、彼らの成長の道筋を設定する監督者が必要です。また、成長する新人・若手層に対して魅力的なキャリアプランが提示できていないという状況もあります。これは、プレイングマネージャーが増加した弊害とも言えます。

新卒採用の就職活動は「売り手市場」と言われるものの、実質的に新人・若手層は仕事上のチャンスに恵まれず、その一方で即戦力としてのスキルを求められている状況です。そんななかで、いかに新人・若手層にとって魅力あるキャリアを提示できるかが、企業側の課題となっています。

解決と効果

計画的で着実な教育が結果として早期戦力化につながる

新人・若手層の早期戦力化という前には、優秀な人材を採用することが必要です。そのためには、人事部門による採用活動の変革が必要となります。企業独自の採用活動を実施するなど、自社にマッチし、また若手に魅力的に映る企業として情報を発信していくことが求められています。

入社した新人・若手層の育成において、重要なのは「計画性」です。いかに計画的に、かつ着実に新人教育をするかが、結果として早期戦力化につながります。その際に有効となるのがOJTです。メンターが徹底的に新人・若手層を教育します。メンターとして選ばれた先輩社員は、彼らが着実に成功体験を積めるような、かつ多少の困難を伴うチャレンジングな仕事を振り、成長の手助けをしなければなりません。

また、新人・若手層には、スキルを模倣して盗む姿勢を身につけさせることが必要です。先輩社員のスキルを真似して自分のものにしていくのはもちろん、教わる姿勢そのものを学ぶように意識させましょう。この時期の新人・若手層に求められるのは、スペシャリティーを身につけることです。専門的な知識と技術を学び、徐々に自信をつけさせていきます。

さらには、直属の上司やメンターだけでなく、その他の同僚や身近な先輩社員といった存在による、新人・若手層のメンタル面でのフォローが欠かせません。新人を孤立させず、それぞれが思いを共有できる、コミュニケーションが充実した環境を整えるのが重要です。

研修サービスTOPへ

HABSとは

top