管理職層のマネジメント力強化

問題背景と課題本質

メンバーとの「ビジョン」の共有、資源配分が鍵

マネジメント力が弱い企業にありがちなのが、「戦略」のみを管理職がメンバーに伝えているということです。中間管理職は上司から数字を求められるので、メンバーには数字を達成するための「戦略」を伝えればよいと考えている管理職も多いことでしょう。しかし、「戦略」はミスを防ぐ手段です。理屈だけでは、メンバーは動きません。納得してないことは、できないのです。「この仕事は、なぜやらなければならないのか」「目標を達成できたら、具体的に何が良くなるのか」という「ビジョン」をメンバーに伝え、共有することが大切です。

また、マネジメントには資源配分が求められます。しかし、「時間」を考えながら、資源配分できている管理職は多くはありません。メンバーに行ってもらう仕事について、内容は伝えますが、具体的にどれくらいの時間をかけて仕事をするように伝えているでしょうか。プロのビジネスパーソンは、常に目標時間を設定して仕事をしています。時間を決めるということは、成果を定義するということです。時間という共通言語を使って、目標時間を決めて仕事にのぞむ癖をチームでつける必要があります。

マネジメントが適切に機能していない組織は、過去と同じ結果しか出すことができません。これでは、企業が成長しているとは言えません。チームメンバーの行動を変えるために、時間資源の配分を管理するのは、マネージャーの重要な仕事です。企業を発展させるためにも、一人ひとりのタイムマネジメントを徹底させる取り組みを導入しましょう。

解決と効果

企業を成長へと導く習慣を身につけさせる

マネジメントは「エンビジョン」と「エグゼキューション」から成り立ちます。

「エンビジョン」とは、メンバーに目的や方針などの「ビジョン」を伝えることです。メンバー全員が具体的に、はっきりとイメージできるような「ビジョン」を設定しましょう。すると、厳しい目標設定にもメンバーは耐えて、「ビジョン」を実現しようと努力するようになります。事例として、製造現場でモチベーションが落ち込んでいるときに、顧客の生の声を聞きに行き、ビジョンにマッチした仕事を行えているかを確認したことがありました。顧客が満足していること、つまりビジョンを理解できた社員のモチベーションは向上したのです。これは、メンバーも明確にビジョンを共有できたということです。このように、具体的な成果イメージを臨場感とともに伝える「ビジョン力」が、管理職層に求められているのです。

一方、「エグゼキューション」は、すでにある目標に向かって徹底して実行しているということです。管理職が資源配分を行い、メンバーが成果を出すようにPDCAをまわします。メンバーの成果を把握するためには、時間と成果の記録を付けることが大切です。記録を見て、時間と成果が見合っているかを管理職が確認するのです。見えないものはマネジメントできません。また、記録をつけることで、それぞれのメンバーが振り返りを行い、無駄な作業や、業務の改善がわかり、生産性の向上につながります。具体的には、週報をつけてみましょう。手間が増えるように思われる記録作業ですが、記録を残すことでしか時間配分の改善は期待できません。反対に、記録により時間配分を意識するだけで驚くほど生産性を高められるケースがあります。タイムマネジメントを徹底し、組織全体の成長を目指しましょう。

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