イノベーション創出

問題背景と課題本質

テクノロジーが発達した現在、イノベーションが変化の鍵を握る

テクノロジーが発達した現在、エジソンの時代の発明といったような「インベンション」により新たなものが生まれることはめったにありません。しかし、あるひとつの「イノベーション」によって、生活様式が大きく変化することがあります。たとえば、私たちの生活を大きく変えたスマートフォンは、イノベーションのひとつの事例です。

すでに生み出されている技術を融合して、人々のライフスタイルを大きく変えるプロダクトを生み出す「イノベーション」。この革新をより活発に引き起こすために、ハッカソンやアイデアソン、オープンソース、オープンイノベーションなど、多くの取り組みが行われています。

昨今、こうした「イノベーション」に注目が集まるようになった背景には、ビジネスにおける“業界”や“競争”といった概念の崩壊があります。これまでの社会では、それぞれの企業が所属する業界の中でどのようにポジショニングするか、また限られた資源をどう確保するかなど、ひとつの環境の中で優位に立つことが考えられてきました。ところが、多様化した現代のビジネスにおいては、業界を超えたネットワークが不可欠となり、ひとつの業界に限定してものごとを考えるのが難しくなってきたのです。

こうして社会がダイナミックに変化していくなかで、企業が外部環境の変化にアジャイルに対応し、差別的優位性を図っていくだけではなく、変化の先を見据え、ワープするような発想が期待されている時代といえます。デジタル社会はレバレッジが強烈に効く社会であり、よって企業規模の大小を問わず、イノベーションに適した環境であるといえます。つまり社会や経済そのものがイノベーション創出を期待しているといえます。

解決と効果

イノベーション創出には、「非連続的な発想」と「夢」が欠かせない

イノベーションという概念は、経済学者のヨーゼフ・シュンペーターが『経済発展の理論』(1912年)の中で提唱したものです。シュンペーターは、イノベーションには、「非連続的な発想」が重要であると述べています。また、ソニーの創業者である井深大は、イノベーションが生まれるときには「必要性」だけではなく、必ず「夢」が欠かせないと述べています。

一般的に企業が成長すると、合理性や生産性が追求されるようになります。また、社内だけの狭い世界だけで物事を考えている組織も、新しい波には乗れずに、取り残されてしまいます。このような環境下では非連続的な発想が許されず、イノベーションが生まれません。しかし、それでもイノベーションを起こしたい、イノベーションを起こさなければならいとしたら、革新が起こりやすいシナリオを用意するとよいでしょう。アメリカでは、イノベーションをプロセス化する「デザインイノベーション」の試みが行われています。イノベーションにも共通の要素があり、イノベーションを起こすための最低限必要とされる要素を見つけ出すのです。これにより、大きな革新を確実に起こすのは難しいとしても、イノベーションを起こせる確率は高まります。

ほかにも、企業でイノベーションを起こすための取り組みとして、社員のアイデアを集めるために、場所を作ってイベントを開催したり、社外と協力して新しい価値を生み出したりする「オープンイノベーション」の取り組みが始まっています。

大きな革新を起こすことは、企業にとっても一人ひとりの社員にとっても、挑戦です。イノベーション創出には、チャレンジができる環境も大切です。

研修サービスTOPへ

HABSとは

top