教養・マナー

問題背景と課題本質

知的好奇心が刺激され、人間性が磨かれるような教育が不可欠

不正会計、データ改ざん、長時間労働やさまざまなハラスメントなど、近年頻繁に耳にするのが企業の不正行為や不祥事です。こうした問題を引き起こす要因の一つとして挙げられるのが「教養不足」です。

「教養」とは、人間として品格ある生き方を実践していくための「知恵」のことであり、勉学などを通じて得られる「知識」とはまったく別のものになります。そして、「マナー」は「教養」なくしては得られないものであり、「教養」という土台の上に成り立つものです。よって「マナー」の欠如は「教養不足」に起因します。

では、教養不足の原因は何なのでしょうか。それは、子供が育つ過程で教養を身に付ける機会が少ないことです。日本の学校教育では、問いに対する正しい解答を導き出すという「知識を磨く教育」が主であり、知的好奇心が刺激され、人間性が磨かれるような教育はあまり行われていません。
昨今の企業の不正、不祥事を考えてみると、法律に照らして正しいか否かのみで判断してしまい、「人間として正しく在る」といった倫理観や道徳性に意識が及ばなかったがために問題が生じていると見ることができます。

教養は、英語で「リベラル・アーツ」と言います。「リベラル・アーツ」は、直訳すれば「自由に生きるための学問」です。人間は、自由に生きるためには学び続ける必要があります。その学びを通じて、品格ある生き方の糧となる教養、そしてその上に成り立つマナーを自らのものにしていくのです。

解決と効果

教養やマナーを身に付けるには、品格ある生き方を学ぶ

教養やマナーを身に付けるには、3つのことが必要です。

まず1つ目は「読書」です。特に、歴史書や哲学書、偉人の自伝など、先人の知恵や物の見方、考え方に触れられる読書を推奨します。過去の歴史や人の生き方から学べるものは、学問から得られる知識と同程度、もしくはそれ以上に大きなものがあります。

2つ目は「考える力」を養うことです。考える力を養うには、何が問題なのかを自分で考え、自らの手で答えを見つけ、そして自ら行動を起こすことが必要です。他人に教えてもらうのではなく、自分で考えるからこそ価値があり、そうして鍛えられた「考える力」が教養を蓄えていくうえでの基盤となります。逆に、自ら考えることをせず、他人から教わったことを単に知識として吸収しているような場合は、自らの脳を酷使するというプロセスを経ていないため、そういった行為は教養の素地にはなり得ないのです。

そして3つ目が「メンターを持つこと」です。会社の上司など、年齢がある程度離れている方がよいでしょう。年齢を重ねている先人は、経験が豊富ですから、物事の本質をつくことに長けています。かつては「仕事の師匠=人生の師匠」だったため、メンター的な役割をする人がいましたが、現在は上司と部下の関係が以前よりもフラットになり、以前のような関係が成り立ちにくくなっています。自らの人生の道しるべとなるようなメンターを持つことで、彼らから品格ある生き方を学ぶことができます。

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