ビジネススキル習得(対課題)

問題背景と課題本質

曖昧は最大の敵。課題の真因を見つけることが不可欠

ビジネスシーンで「問題」が発生したとき、どのような行動を取るのか。その判断をするべき立場に置かれているのは、すでに仕事において一定の経験を積んでいる、中堅社員や中途社員です。若手社員の頃は、常に現場に立つことが第一でした。しかし、ある程度の経験により仕事の全体像が見えるようになり、広い視野を手に入れると、その次には職場が現状抱えている「課題」を捉えられるようになります。

そもそも「課題」と「問題」とは異なるものです。ビジネスの場では日々あらゆる問題が発生しますが、そのなかでもとりわけ「解決すべき問題」が「課題」に相当し、これを見極めなければなりません。課題を放置すると、繰り返し同じ問題が発生したり、さらに事態が悪化したりします。課題を解決する方法は、その真因を見つけるとともに、本質的な対策を講じることです。

また、問題が発生したときにその問題を曖昧に捉えたのでは、解決には至りません。曖昧なまま漠然と問題を見ていたのでは、いつまでたっても真因にたどりつくことはできないでしょう。「何か様子がおかしい」「問題が発生していそうだ」と思ったときに、事象を列挙していき、具体的な事柄に落とし込んでいく力が必要となります。言葉を細かく定義していくと真因にたどりつきやすくなります。そこから、どれが「課題」なのか、どれをどんな解決していけばよいのかを見極めていかなければなりません。「曖昧は最大の敵」なのです。

解決と効果

問題を適切に捉える力と広い視野が求められる

対課題という場面において注意するべきなのは、対症療法的な行動です。一時的あるいは表面的に問題の改善に取り組んでも、本来の原因は解決されないままで残り続けます。いつしか課題を放置する思考のクセがついてしまうケースも少なくありません。本質的な解決を見送ってその場を切り抜けてばかりいると、いずれは学習しない状態に慣れて、これ以上の成長が見込めない状態に陥ります。

対課題という局面に置かれたとき、その場限りの改善ではなく、真因に対する改善策を見つけること。そのためにも、課題の真因を見つけるための見方や考え方を身につけておくこと。ある程度の社会経験を積んだクラスに求められるのは、そんな本質的な「課題解決力」です。

課題解決のためには、まず問題を捉えるための基本的な力が求められます。ある問題が発生したとき、具体的な情報をできるだけ細かく集めるとともに、要素に分けて分解する力が必要です。さらには、問題の構造を理解しわかりやすく図にして、表現する力がなくてはなりません。真因は曖昧なものの中からは見つからず、具体的に列挙した情報の中から見つかるのです。

また、本質的に課題を捉えるためには、仕事を俯瞰するための広い視野が必要となります。より組織機能についての見識を広めるためにも、経営全体ひいては業界全体の構造まで理解しておきましょう。ジョブ・ローテーションや出向などを通して、さまざまな職種を経験することで視野を広げるのも有効な手段です。

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